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真空梱包には機械が必要?個人でも可能?
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真空梱包とは

真空梱包は、名前の通り空気を取り除き真空状態で梱包を行うものです。酸素を追い出す方法ですから、例えば酸化防止において強力にメリットを発揮します。酸素に触れることで劣化するものは案外少なくなくないので、食品や金属類、電子部品などの保管と輸送で活躍します。特に、輸送中に気温の変化や結露で錆びる恐れのある金属製品を船便で送る場合、この真空梱包が活用されます。

船便は発着地にもよりますが、1ヶ月くらい掛かるケースは珍しくなく、2ヶ月や3ヶ月を要することもあります。その為、コンテナ内の気温や湿度を常に一定に保つのは非現実的なので、酸素を抜いて梱包できる方法が重宝するわけです。

真空梱包は個人でも可能?

酸素を通さない専用のフィルムと、酸素を抜く機械が必要ですから、一般的には業務用のイメージが強いです。確かに、元々は業務用として開発され普及しましたが、現在は個人向けの製品も誕生して広まっています。個人で真空梱包を利用するには、脱気シーラーと呼ばれる機械を使う必要があります。脱気シーラーは、梱包に使用する袋から空気を抜く機械で、これで真空状態にする梱包方法に欠かせないものです。

イメージ的には布団を圧縮する袋で、脱気シーラーは掃除機にあたります。ただ、業務用の機械とは異なり、袋から抜くことのできる空気には限界があります。流石に対象物の酸素までは抜ききれないので、酸化防止効果は業務用に譲ります。しかし、一般家庭で使う分には十分ですし、食品の梱包に使えば通常よりもかなり鮮度を保つことができるでしょう。

衛生的にも理想ですし、しっかりシールして内容物を保護しますから、いわゆるラップで包んで冷蔵庫で保管するのとは一線を画します。脱気シーラーを使えば、業務用に近い真空梱包が活用できるので、多用途に使えることもあって導入しない手はないはずです。対応する袋のサイズに左右されますが、コンパクトサイズであれば手頃な価格で手に入れられます。

本格的な業務用でも、割とリーズナブルな価格で普及していますから、1日に何度も真空梱包をするなら業務用も狙い目です。今では1万円未満で手に入りますし、業務用を検討に含めても2~3万円くらいの予算で足ります。

業務用と個人向けの製品の違い

基本的に、家庭用は本体サイズがコンパクトで置き場所に困りにいメリットを持ち、食品の酸化防止を主な目的に開発されているのが特徴です。空気を吸い出すパワーはそこそこですが、袋の中の酸素濃度を下げることができるので、梱包するものの寿命を長くすることが可能です。一方、業務用はサイズが大きく場所を取りますが、パワーは家庭用よりも上で大きく、厚みのある対象の梱包にも適しています。耐久性もやはり上ですから、頻繁に使用するなら業務用の方が高価だとしても、結果的には安く済むことになり得るでしょう。

本物の真空梱包は、機械を使ってバリアで対象物を覆い、空気を抜いて真空状態でシールします。これにより対象物が空気と直接触れることはなくなり、長期間鮮度が保てるようになります。金属製の製品や部品など、輸送中に錆びると困るものについては、乾燥剤を入れてからシールを行います。乾燥剤を入れることで、酸素だけでなく湿気対策も実現するので、錆の発生や進行リスクを極力抑えることができます。錆には酸素と水分が必要ですから、その2つをシャットアウトできる真空梱包は強力です。錆の条件の1、酸素を追い出すのにわざわざ乾燥剤を入れる理由は、真空といっても完全ではなく少し酸素が残ることにあります。

機械や車の部品の輸送では、錆が発生するとコストに直結してしまうので、このように真空梱包で徹底的に対策を行うわけです。真空内で対象物を梱包する方法も、コストが掛からないわけではありませんが、錆が発生してからその都度対処するよりは遥かにマシです。輸送の長旅の途中ではどのような環境に遭遇するか分かりませんし、昼夜の寒暖差で表面が結露に覆われることもあり得ます。これでは錆びるのも時間の問題ですから、環境に関係なく防錆効果を発揮する真空梱包は注目を集め、そして高く評価されています。

まとめ

真空梱包の必要性はケースバイケースですが、コストが掛かるとしても検討の価値があるのは確かです。船便の輸送にも対応する真空梱包となると、長期間のシール性能と酸化防止効果が必要なことから、個人で本格的な業務用の機械を導入するのは難しいです。中でも、ダンボール箱を包むことができるくらいのサイズとなれば、それだけ大きくて高価な機械が必要になります。食品が長持ちすれば十分という程度なら、手頃な家庭用でも期待に応えられるでしょう。

水分を含む食品の劣化を防ぎ、鮮度や風味を保っていつでも新鮮な味や食感が楽しめます。家庭用とはいえ、脱気シーラーを使えば錆びやすい金属製の工具や、湿気に弱いものを保管するのにも応用できます。空気を抜いて梱包するので、紙類や変形してしまうものには不向きですが、食品や工具類なら問題なく使えます。

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