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気泡緩衝材にも種類がある?特徴を解説
緩衝材

気泡緩衝材とは

物品を輸送したり、引っ越したりするときに便利な気泡緩衝材は1957年に発明されました。材料は主にポリエチレンであり、その中に空気の入った突起を有することでクッション性を発揮します。

一般家庭で気泡緩衝材と呼ばれることは少なく、プチプチと呼ばれます。物流企業などはエアーキャップで統一しているところも多いです。プチプチとエアーキャップはどちらも登録商標であり、他にはキャプロンやエコロガードなどの名前があります。

気泡緩衝材の種類

その気泡緩衝材は発明されたときはポリエチレンの2層構造でしたが、強度向上を狙って3層になったものも開発されました。

3層構造の気泡緩衝材

気泡の入った凸面の上にさらに1枚のポリエチレンを貼り付けたもので、繰り返し利用することも可能です。さらに表面の凹凸が小さいから、滑りがいいことも特徴です。

梱包時や開梱時に、緩衝材を滑らせたい場合には3層構造が適しています。他には表と裏を気にせずに使えることも利点です。作業効率が向上しやすいのが3層ということができるでしょう。

2層構造の気泡緩衝材

2層構造の場合、平面になっているほうをバックとよび、粒になっているほうをキャップと呼びます。新聞紙よりも軽いのにクッション性があるからさまざまなシーンで活用されています。

それだけでなく、透明度が高い素材を使っているから、中身が把握しやすいメリットもあります。厳重なガードをすると中身を確認する手間が増える傾向がありますが、その心配がいらないこともメリットです。

5層構造の気泡緩衝材

目にする機会は少ないですが5層構造のものもあります。素材はアルミで、断熱性や耐久性、防水性が高いことがメリットです。主にガラスの保護に使用されます。

気泡緩衝材の粒強度にはバリエーションがあり、用途ごとに適切な強度のものを選べるようになっています。メーカーごとに種類数は違いますが、ポリエチレンの厚さによってクッション性に違いを生みます。

種類による梱包の向き不向き

もっとも粒強度が低いものは軽量物の梱包向きです。それよりも少し強度が高いものだと食品や機械部品の梱包、引っ越しなどに利用されます。さらに高いものは家電製品の梱包などに適しています。これ以上になるといわゆる中量物や重量物の保温に使用されたりします。くわえて衝撃に弱い機会や美術品の保護に使用されます。

層の構造が複雑になった3層のものも同様で、強度にバリエーションがあります。3層は繰り返し使いことも多いため、粒強度が高いつまりコシのある製品を選んでリユースする選択肢もあります。

まとめ

保護したいもののサイズによって、気泡の種類を変えると安全性が増します。

気泡のサイズは粒径と粒高で表せます。

小粒は粒径7ミリメートル、粒高2.5ミリメートルが一般的です。シートを変形しやすいから細かい凹凸にもフィットする特徴があります。表面に細工の施された彫刻などにぴったりでしょう。

中粒は粒径10ミリメートル、粒高3.5ミリメートルが多いです。多くの人が気泡緩衝材と聞いてイメージするのがこの粒です。もっとも流通しているものであり、さまざまな用途に使えます。

大粒は粒径31ミリメートル、粒高14ミリメートルがスタンダートです。中粒に比べてかなり大きく、小さいものを包むのには向いていません。しかし少ない材料で大きなスペースを埋めることが可能です。ですから段ボール箱の底に敷いたり、空いているスペースを埋めたりするのに適しています。

よく見る中粒を使うのがもったいないと感じる場面では、大粒の使用を検討してみてください。ずっと少ない費用で目的を果たしてくれる可能性があります。業務用の資材も取り扱っているホームセンターは、小粒と大粒も置いているところが多いです。

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