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売れるパッケージデザインのポイントとは?
パッケージ

売れるパッケージデザインのポイントとは?

パッケージデザインは商品の売れ行きを左右します。
中身は同じ商品で同じ価格だったとしても、何の模様もない質素な箱に入れた場合と、商品をイメージしやすいカラフルなデザインの箱に入れた場合とでは、後者を選ぶ人のほうが圧倒的に多いでしょう。
売れるパッケージとは、どのようなデザインのパッケージなのでしょうか?ここでは、商品の売上増に大きな役割を果たすパッケージデザインのポイントをご紹介します。

売れるパッケージデザインに共通するポイントとは

売れるパッケージデザインには、いくつかの共通するポイントがあります。実際にパッケージデザインを企画・制作する際には、以下で挙げている項目をよく理解し、1つの漏れもないよう各項目を慎重に検討してみてください。

何の商品かすぐ分かる

売れるパッケージデザインの大前提は、パッケージを一目見ただけで、中に入っている商品の概要を直感的にイメージできることです。
例えば、一目見た瞬間に「チョコレートにコーティングされたお菓子が入っている」「小学校低学年向けのおもちゃが入っている」「中高年向けの白髪染めが入っている」など、中に入っているものの概要をイメージできることが、売れるパッケージデザインに共通する基本的なポイントとなります。
もちろん、どのようなパッケージデザインでも、手に取って説明をしっかりと読めば中身を正しく理解できます。ただし、手に取って説明を読まなければ中身を理解できない商品は、あまり売れないかもしれません。
ターゲットに何のストレスも与えず、手間も掛けずに中身をイメージさせることが重要です。

直感的に商品の魅力が伝わりやすい

デザインやキャッチコピーなど、直感的な部分だけで商品の魅力を訴求している点も、売れるパッケージデザインに共通するポイントです。
先の例で言えば、「チョコレートにコーティングされたお菓子が入っている」という点に加え、デザインやキャッチコピーだけで「有名なチョコレート○○と、有名なウエハース△△がハイブリッドしたお菓子」という魅力が端的にイメージできるようパッケージをデザインにします。
なお、パッケージで訴求すべき魅力は最大で2個までです。できれば1個に絞り込むことが理想です。パッケージデザインに魅力をたくさん詰め込み過ぎると、ターゲットはストレスを感じて商品を棚に戻してしまうでしょう。

シンプルで分かりやすい

「何の商品かすぐ分かる」「直感的に商品の魅力が伝わりやすい」という点だけに絞ってパッケージデザインを企画したとしても、恐らく多くの場合は、パッケージにデザインを詰め込み過ぎる結果になるでしょう。これらの2点を、「いかにしてシンプルにまとめるか」を強く意識し、パッケージデザインを企画する必要があります。
シンプルな中で商品の魅力をしっかりと伝えるためには、キャッチコピーなどの他にも、色を工夫することが効果的です。
例えば某・大手コンビニエンスストアでは、ゴールドとブラックの2色を大胆に使ったレトルト食品シリーズを展開しています。文字情報ではなく、色だけで商品の高級感や特別感を上手に表現した傑作と言えるでしょう。
色の他にも、形や大きさ、厚みなど、シンプル性を維持しながら商品の魅力を訴求する手段は複数あります。人の直感に訴えるこれらの手法は、人の記憶にも残りやすい手法です。

デザインのコンセプトが一貫している

いかなる商品であれ、その商品には一貫したコンセプトがあります。売れるパッケージデザインは、シンプルな中に商品コンセプトがしっかりと伝わるよう工夫されています。
例えば、上でご紹介した某・コンビニエンスストアのレトルト食品シリーズも、他のレトルト食品より高級感があるというコンセプトを色でしっかりと表現しています。他にも、緑茶の清涼飲料水の多くも、さわやかで新鮮な緑茶のコンセプトを伝えるため、多くが綺麗な緑色のパッケージデザインになっています。

キャッチコピーが記憶に残りやすい

記憶に残りやすい端的なキャッチコピーも、売れるパッケージデザインによく見られる特徴です。
詩的で心に残りやすい絶妙なキャッチコピーだけではなく、例えば「発売以来1000万本達成!」「831日までの限定商品!」などのように、分かりやすくて具体性のある単純な宣伝文句も、意外に消費者の記憶に残りやすいものです。
なお、消費者はわざわざ上を向いたり下を向いたりしてキャッチコピーを読もうとはしません。キャッチコピーで訴求したい場合は、消費者の自然な目線の高さに商品を配置するよう小売店に求めることが有効です。

デザインが価格帯にマッチしている

価格帯に違和感のないデザインであることも、売れるパッケージデザインの基本的な要素となるでしょう。
例えば高額な高級商材には、価格に見合った相応の高級感あるパッケージデザインを企画します。手頃な価格の商材については、高級過ぎずチープ過ぎない適度な印象のパッケージデザインにまとめます。
注意点は、価格が手頃であるにもかかわらず、背伸びして高級感あるパッケージデザインを採用しないことです。価格とパッケージデザインの整合性がとれず、かえって消費者から敬遠される恐れがあるからです。

ターゲット層を意識している

売れるパッケージデザインは、きちんとターゲット層を意識して企画されています。
例えば、若い方には「センスがない」「古くさい」「文字が多い」という印象のパッケージデザインだったとしても、商品の中身が高齢者向けの入れ歯洗浄剤であれば、逆にそのようなパッケージデザインでなければターゲット層の要求に響かないかもしれません。
パッケージデザインを企画する際には、年齢や性別、商品特性などを考慮し、ターゲット層のニーズをよく考える必要があります。

売れるパッケージデザインを制作する流れ

売れるパッケージデザインを企画・制作する流れを簡単に見ておきましょう。

1.ターゲット層を明確にする

どのような層に向けた商品なのかを明確にします。「少しでも多くの層に買って欲しい」という漠然としたイメージではなく、「未就学児のいる兼業主婦のママに買って欲しい」など、ターゲット層を具体化します。

2.詳細な調査でターゲット層のニーズを正確にとらえる

明確にしたターゲット層の流行や趣向の傾向を調査し、そのターゲット層が持つニーズや課題を正確にとらえます。
調査方法は、定量分析やWebアンケート調査、グループインタビュー、データ集計分析などです。マーケティングの専門会社にアウトソーシングしても良いでしょう。

3.ターゲット層のニーズに沿ったマーケティング戦略を立案する

ターゲット層のニーズや課題に基づき、的確なパッケージデザインを通じたマーケティング戦略を立案します。並行して、通販や店頭などの販売チャネルも検討します。販売チャネルが変わればパッケージデザインも変わることもあるため、チャネルごとのデザインを検討してみましょう。
ニーズや課題、販売チャネルを正確に分析できれば、おのずとパッケージデザインによるマーケティング戦略の方向性が見えてくるでしょう。

4.立案したマーケティング戦略に沿ったパッケージデザインを制作する

立案したパッケージデザインのマーケティング戦略に沿って、実際にデザインやキャッチコピーなどを検討します。競合他社の類似商品も参考にしてみると良いでしょう。

5.完成品をより良く見せる工夫を施す

外観をうるさくしない程度に、完成品をよりよく見せる工夫を施してみても良いでしょう。
例えば期間限定のキャンペーンを行うのでしたら、その旨を記した小さなシールを商品本体に貼ってみてはいかがでしょうか。

【まとめ】パッケージデザインで想定以上の売上につながる可能性もある

パッケージデザインは、商品の売れ行きを左右する大事な要素です。「わが社の商品は品質が売りだから、パッケージデザインに頼らなくてもいい」という企業もあるかと思いますが、品質に自信があるのでしたら、まさにパッケージデザインを良くすることで想定以上の売上につながるかもしれません。
ターゲット層のニーズや課題をよく調査し、心と記憶に残る分かりやすいパッケージデザインを企画していきましょう。

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