豆知識・お役立ち情報
お中元やお歳暮など、日本では古くから親しい方にプレゼントを贈る習慣があります。古くは、お中元やお歳暮といったプレゼントは贈りたい相手の自宅を直接訪ねて、手渡しをするというのがマナーでした。
しかし現在ではたとえ近くに住んでいる方であっても、宅配便というサービスを利用して自宅に届けるのが一般的です。あえて訪ねて行かないというのが現代のマナーといえるでしょう。
基本的な緩衝材
贈り物には日用品からお菓子・お酒など多種多様なものがあります。
この中で宅配便を使用して送ると、中身が壊れてしまう恐れがあるものがお菓子です。クッキー等は少し梱包材を揺らすだけでも中でぶつかり合って、粉々になってしまうものです。
せっかくプレゼントをして無残な形で渡してしまっては、贈った側・贈られた側の両方が悲しい思いをすることは目に見えています。
このトラブルを防ぐのに役立つのが「緩衝材」です。緩衝材はホームセンターやネット通販サイトで多種多様なものが販売されており、比較的手に入れやすいものです。
よく見かけるのがエアーパッキンというもので、通称は「プチプチ」とも呼ばれているものがあります。このエアーパッキンは無数の空気が入った粒で商品を保護して、外から加わる強い力を弱める働きをします。お菓子はもちろんのこと、お酒や果物等を包むこともあるほどです。
お菓子の緩衝材選びについて
さて、ここではこのエアーパッキンだけでなく、身近なアイテムを使用したお菓子に特化した緩衝材を紹介していきましょう。
まずポップコーンを送る場合は、プラスチック製のバケツやコップを容器にして、周りを英字新聞で包む梱包をしてみるとお洒落でしっかりと中身を守ることができます。
ポップコーンは文字通り、大きく膨らんだ状態で食べるお菓子です。もしも何も緩衝材を入れずに送ってしまうと、ぺしゃんこになって無残な姿で食べることになるでしょう。たとえ味は変わらなくても目で見て楽しむということができず、美味しさも半減します。
しかし、梱包する前に頑丈な容器にポップコーンを詰めておけば、潰れてしまうという心配はありません。
バケツやコップにポップコーンを入れる理由は、遊び心を出すためです。遊園地やテーマパークで販売されているポップコーンを見かけると、キャラクター入りのバケツに山盛りに入れています。それを抱えている子供や女性は笑顔を浮かべており、まさに味を楽しみつつ目でも満足している瞬間です。これを贈られた方にも体験できるというわけです。
周りを英字新聞で囲めばなお一層お洒落になります。
マシュマロを送る場合、これも潰れてしまわないように細心の注意を払う必要があります。このお菓子はふわふわの状態かつ、1個ずつ離して入れないとくっつく恐れがあります。
そのため、緩衝材として使用するアイテムは製氷器です。製氷器は100円ショップで販売されていて、シンプルな台形タイプだけでなく丸型や星形などさまざまな形で販売されています。
1個ずつ仕切り板があり、外からの衝撃を弱められる硬いプラスチック製で梱包をするのにも打って付けの製品といえるでしょう。この製氷器の1つ1つの穴に、マシュマロを詰めれば形を崩すことなく送ることが可能です。
ポップなお菓子なので、ピンク色の器を購入し、周りにネイルアート用のラメを施す一工夫をしてみるのも良いです。また、ラッピングは中身が見えるセロハンを用いて、遊び心を出してみるのもいいでしょう。グミをプレゼントで贈る時は、貰った方がすぐに食べたくなるように工夫をすることがポイントです。
たとえばグミであれば手でつまんで食べるのが一般的ですが、もしも手が汚れていたら食べるのをためらってしまいます。その問題を解決するのに良いのが、1個ずつセロハンで包んで小瓶に入れるという方法です。
この場合、小瓶が緩衝材の役割を果たしています。ボトルサイズだとグミの量を増やさないといけないので、貰っても気後れがしない手のひらサイズの香水が入るようなものが理想的です。
この小瓶も100円ショップで手に入れることができ、多くの方々に贈る場合もさほどコストが掛かりません。グミはそのままの状態ではくっつきやすいので、セロハンで包む時はグミ全体にざらめ砂糖をまぶしておくようにします。
こうすれば長距離の配送であっても、セロハンにくっつく心配はありません。小瓶そのものを箱に入れると、外から加わる力で瓶がわれる心配があります。このわれを防ぐために、先述したエアーパッキンを使用しましょう。瓶そのものを梱包しつつ、箱の底や側面にもエアーパッキンを詰めておけば完璧です
まとめ
ポップコーンやマシュマロ・グミは子供からお年寄りまで、幅広い年代の方々に人気があるお菓子です。
食べやすくて美味しい、そして見た目も愛らしいということで食べると自然と笑顔があふれでてしまう効果があります。プレゼントにも最適なもので、緩衝材を工夫して送ればより一層貰った方を笑顔にできることでしょう。