豆知識・お役立ち情報
大切な製品が出来上がっても、そのままでは流通させることはできません。製品を消費者のもとに届けるために必要な「梱包」は、製品に合ったものを選ぶ必要があります。
そこで必要な梱包設計は、ただ製品を包むだけのものではありません。今回は梱包の役割や、梱包設計の流れについてご紹介いたします。
梱包設計とは
梱包設計は、安価に製品の形状に合った設計をすれば良いというわけではありません。
梱包設計とは製品の流通過程を最適化するために、製品に合った梱包仕様を決めることです。製品の状態を保護し、より良くみせるための梱包にすることはもちろん、梱包材のコストや機能など、あらゆる面を考慮して満足できるものにしなくてはならないのです。
また、近年は地球環境に優しい梱包設計を重視する企業も増加傾向にあります。多くのお客様に製品を手にとってもらうために、梱包設計は非常に重要な役割を果たします。
梱包の三大機能
保護性
製品を消費者が手に取るまでには、流通過程で内容物が衝撃や温度、臭いなど様々な要因から守る機能が必要となります。内容物の品質や価値を保護することは、梱包材の大事な機能の一つです。
利便性
製品の運びやすさや陳列のしやすさ、輸送時や保管時の識別など、商品を取り扱いやすくするのも梱包の重要な役割です。
内容物が完成してから梱包した後には輸送、保管、店頭での陳列という流通過程がありますので、この流通過程において取り扱いの利便性を高めることが大切です。
また、消費者が製品を購入した後に開梱・廃棄しやすいことも考えなくてはなりません。
快適性
内容物に関する情報や品質、業者情報など、パッケージで製品をアピールする機能が快適性です。製品のアピールポイントを梱包材で訴えることですぐに製品の良さが分かり、購買に繋がりやすくなります。
また、近年は梱包材にQRコードを印刷する業者も増えており、消費者が製品の情報を得やすくなっています。
梱包設計の流れ
企画
お客様の要望やスケジュール、コスト、品質など様々な観点から、どのような梱包が最適かを考え、提案します。材質から印字まで、お客様の納得するものを形にできるよう、念入りな打ち合わせを重ねていきます。
設計
CADや解析ソフト等を用いて材料力学・構造力学に基づいた設計を行い、最適な梱包設計を提案します。
試作・検証
完成した梱包材の品質を確認するため、落下や振動、圧縮などの試験に合格できるかどうか検証します。
ここで問題がなければお客様に梱包材を提供することができます。
ジャパン・プラスの梱包設計
ジャパン・プラスは真空成型を中心に、包装資材、パッケージ、プラスチックトレー、ブリスターパックなど、プラスチック製品全般を扱うメーカーです。
梱包材の仕様やサイズ、数量などのお打ち合わせから納品まで、責任を持って請け負います。規格製品はもちろん、全商品オリジナルオーダーが可能です。製品に合った包装設計で、お客様のニーズと予算に合った最適な梱包方法をご提案させて頂きます。
ほかにはない、面白くおしゃれなパッケージを提案していますので、気になる方はぜひ気軽にお問い合わせください。
まとめ
大切な製品を流通させるために、梱包設計は非常に重要な役割を果たします。メーカーは「どのような梱包材を使えば良いのか」、「製品の魅力をアピールするパッケージにしたい」、「大量生産しやすい梱包材が良い」など、様々なニーズに応えながら設計をしていきます。
梱包設計を依頼する際には、製品とお客様に寄り添い、最適な提案をしてくれるメーカーを選ぶようにしてくださいね。